さぁ、今度は写真に挑戦します。

2002年1月19日 (土)  オリオン座M42

 今夜は快晴・・・4日前からトライしている、オリオン座

の写真に再度挑戦する。赤道儀を玄関前にセットしてNikonの

Leflex 500mmを載せる。どのように写ってくれるのか、様子

はまったく解らない。5分、10分、15分の露出で写してい

く。続いて20mm で、オリオンの全体像、北斗七星と写していった。



2002年1月20日 (日)  カメラが望遠鏡に取り付いた

 「サイバーサイエンス」のAさんに貰った、カメラを望遠

鏡に取り付けるアダプターをいろいろ試しながら、とうとう

取り付け方を見つけてしまった。解ってしまえば何でもない

けれど、見つけるまでが大変だ。望遠鏡の接眼部の上半分を

取り外し、そこにアダプターを捻じ込み、さらにそこへ、レ

ンズをはずした一眼レフのボディーを取り付ける。いとも簡

単だが、最初は接眼部が二つに分離できるなどとは、思いも

しないので、まったく「コロンブスの卵」そのものだ。写真

は、その取り付けた様子だ。




2002年1月30日 (水)  写った!写った!!

 さぁ〜今日は、カメラで撮影のテストだ。先日、望遠鏡に

取り付けたカメラ・・・嬉しくて、そのままにしておいた。

フィルムを入れる為にいったん取り外す。そして、1kmほ

ど向こうの電柱の先端を狙う。次に、20mほど向こうの電

話線を狙うが、これにはピントが合わない。近すぎるせいで

あろう。しかし、1km離れた電柱の先端は、実に見事だ。

ステイをとりつけているバンド、そのバンドを締め付けてい

るボルトの様子まで、手に取るようによく見える。何枚か写

して、あとは夜まで待つことにする。そして夜・・・昼と同

じようには、いかないことが解る。月は写せた。ピントも何

とか合わせられる。ところが、木星はまだいい。が「オリオ

ンの剣」となると、ピントを合わせるのがとても、難しい。

真っ黒な画面の中に、針の先のような星がいくつかあるだけ。

練習しないと、ピント合わせもうまく出来るようにならない

気がする。



2003年1月24日 (土)  初めての太陽撮影

 今日は快晴・・・初めて太陽撮影にトライしてみる。一番大切

なのは"減光フィルター"来るべき日食などに備えて買い求めた素

材アストロソーラーフィルムから切り出して自作した。10p用と

20p用の2個。鏡筒の先端に被せて使う。今日の太陽、拡大すると

黒点が10個ちかく見える。



2003年9月9日 (火)  月と火星

 月と火星が接近するというので撮影することに・・・。考え

てみれば、これも楽な撮影ではない。満月の明るい月とすぐそ

ばに近寄る小さな火星。明るさの差にうまく露出を合わせられ

るか自信はないが、やってみないことには、分からない。結果

は何とか両方を写し取れた。月の右下に小さく見えるのが火星だ。



2005年11月30日 (水)  初のデジタル写真

 2005年春になって、やっと一眼デジカメを手に入 れた。CanonのEOSデジタル・・ところが最初に望遠 鏡に取り付けたカメラはNIKONのフィルムカメラ だったので、そのままでは取り付かない。アダ プターの準備などに時間がかかって、デジカメの 初シャッターが切れたのは今になってしまった。 オリオン座のM42星団。星は少し流れていて出来栄 えは今一つだが、「初」のデジタル写真とい うことで掲載した。



2009年8月24日 (火)  比較明合成

 比較明合成という手法を使えば、こんな写真も作ることが出

来てしまう。デジタルのデジタルたるところだ。望遠鏡に初め

てフィルムカメラが取り付いたころ、悩んでいたことが嘘のよ

うだ。1分おきに、数時間続けて写した何十枚か何百枚かの写真

を重ね合わせただけのことである。写真の左側、屋根の間に見える白い点が北極星で、 全ての星はこれを

中心に回転している。この時期、ここにいるのはカシオペアである。




2012年5月21日(月)  金環食

 いよいよ金環食当日・・・6時過ぎには早々と望遠鏡のセットも

完了して撮影開始するが、雲が厚い。カメラを止めたり、再開し

たりを繰り返しながら7時過ぎからは、カメラは止めずに撮影を

進める。10秒おきだ。そのうちの1枚が右の写真、金環になった

瞬間だ。私の自宅は北限界線の内側500メートル・・・金環状態は約30秒。クリックすると拡大します。

2012年5月21日7時29分40秒 EOS50D 1/60秒 ISO 400 直焦点 自作太陽フィルター使用



2012年5月21日(月)  金環食A

 金環状態の最真ん中の画像を拡大してみる。すると、月縁

の他の部分には見られない、月の地形の凹凸が写っている。

写真をクリックすると拡大します。




2019年2月10日(日)  動画にしてみました。

2012年金環食の動画"



2012年6月6日(水)  金星の太陽面通過

 さぁ、次はいよいよ100年に1度のビッグイベント。ボンビーな

私が望遠鏡趣味を続けてきたのも、ただ、ただこれを自分で記録し

たいが為。トライすれば何とか出来る。両方のイベントで撮影し

た写真は計3000枚ほど。この後は画面上の太陽の位置修正をして

動画にすれば完成だ。2006年の水星と比べると今回の金星の大きさは感動である。 クリックで拡大。

2012年6月6日9時59分30秒 EOS50D 1/60秒 ISO 100 直焦点 自作太陽フィルター使用



2019年2月11日(月)  こちらも動画にしました。

2012年金星太陽面通過の動画"

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